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Fujitsu fi-4340C [ハードウェア]

Fujitsuの業務用A4フラットベッド付ドキュメントスキャナ fi-4340C の中古美品っぽいのを見つけたので、衝動的に入手してみた。
2001年発売だが現行品で、新品はネットで最安値を探しても43万強という通常個人では手が出ないものだ。
Fujitsuでも、同クラスにもっと新しくてスペック上高速で最安値も半分以下のモデルがあるんだが、なぜか現行品だ。
違うのは、デザインが業務用っぽいのと、キセノンランプなのと、表面の裏当てに黒が選べるのと、超音波式でなく光学式マルチフィードセンサーといったくらいか。

ちゃんと元箱に入ってきたんだが、箱がでかい…… ES-10000Gの箱よりは小さいが。
出してみてほんとに美品だったので驚いた。
2008/1製造で、筐体やガラス面にキズや汚れもないようだし、トレイの押さえテープとか貼ったままのところがあるし、ドライバCDとかバージョンはほぼ最新で封も切ってなかった。
パッドが少し磨り減っていたので、電源入れてスキャン枚数見たら、3万枚行っていなかった。
保証書とAcrobatがないだけで、元箱含む付属品も全部あった。
ちなみに、送料込みでもfi-S510やDR-2010Cの最安値より安かった。
なんであんな値段が付いていたのか不思議でならない。

最新のTWAINドライバーをFujitsuのサポートページからダウンロードして動かしてみた。
AcrobatでADF A4両面300dpi 24bitカラーで読ませると、セットアップが数秒で1枚あたり10秒くらいか。
1枚ずつかなり止まるので、どうやらUSBの転送速度が追いついていないらしい。
試しに、LogitecのUSB-SCSI変換器LUB-SC2でつないでみたら、もっと遅いようで倍くらい時間がかかった。
600dpi 24bitカラーで読ませようとしたら、PCメモリが足らんとかエラーが出てTWAINドライバーが終了してしまう。
設定によってはたまに読めることもあるが、データ量が4倍になるだけあってえらく時間がかかる。
600dpiは実用にならんか。
まあ、高解像度用途は最初からES-10000Gを使うつもりなので構わんが。

実際の目的は、A6~B6の文庫本やコミックを300dpiカラーでスキャンすることだったりする。
手ごろなサイズの紙がなかったので、A4 31枚を解像度下げてスキャン開始のボタンを押してからAcrobatに帰ってくるまで計ってみた。
両面150dpiカラーだと65秒、ついでに両面200dpiグレイスケールだと55秒だった。
最初5秒ほどセットアップに時間がかかるし、転送が終わったっぽいところからAcrobatに帰ってくるまでも少し時間がかかっている。
カラーA4両面150dpiはカタログスペックだと59面/分なので、スペックどおりというかやや速い。
さすが業務用だ、しかも搬送能力も高い。
A6文庫本300dpiカラーも同レベル以上で読めるだろう。
紙送りが速いからもっと行けるかもしれない。
昔、ScanSnap fi-5110EOX2でやっていたときは、A6文庫本300dpiカラーは40面/分程度だった。
fi-4340Cは原稿トレイに100枚セットできるし、fi-5110EOX2よりはずいぶん快適に作業できそうだ。
また文庫本やコミックスを何とかする気になってきた。
最近のドキュメントスキャナはほぼすべて超音波式マルチフィードセンサーなので、光学式マルチフィードセンサーだと精度が落ちるのかもしれないが、どうせスキャンした後縦線チェックとかで全ページ確認するので構わない。
実際fi-5110EOX2の時にもそうして部分再スキャンとかしていた。
さて、PK-513の刃が錆びてなければいいが……

ちなみにフラットベッドの方は、PhotoshopでA4 300dpiカラーで読ませると、ボタンを押してから画像が表示されるまでに6.5秒だった。
これもセットアップ等あるので、A4全面スキャン自体は4秒くらいだろうか。
ES-9000HをES20FWIFSで接続してA4縦スキャンだと画像が表示されるまで7秒くらいだったような気がするので、ほぼ同等か。
まあ、これならストレスなく使えるレベルの気がする。
ちなみに、200dpiや150dpiにしても少ししか速くならないようだ。
600dpiにすると、全面だとADF同様PCメモリが足らんとエラーが出て、ついでにスキャナが固まって電源を入れなおさなくてはならなくなる。
範囲を限定すれば読めるが、格段に遅い。
A4縦幅で300dpiカラー片面くらいが読み込み速度とデータ転送速度の釣り合いが取れるところなのだろうか。

なんにせよ、非常にラッキーな買い物だった。

SonyReader PRS-505の日本語化メモ(その3) [ソフトウェア]

Windowsでもスクリプトでできるようだ。
1. http://www.geocities.jp/meir000/fontforge/ から http://www.geocities.jp/meir000/fontforge/fontforge-mingw_2009_06_24.zip を拾ってきて、C:\にでも展開する。
c:\fontforge-mingw_2009_06_24 というフォルダにbinやらhtmlやらができるはず。
2. エクスプローラでフォルダ C:\PRS-505-FONT を作成して、
tt0003m_.ttf, tt0011m_.ttf, tt0419m_.ttf, ipagp.ttf, ipamp.ttf, ipagui.ttf
をコピーしておく。
さらに、以下のスクリプトを prs-505-font+IPA-font.pe に保存する。
----ここから
#!/usr/bin/env fontforge -script

PRS_Goth = "tt0003m_.ttf"
PRS_Min = "tt0011m_.ttf"
PRS_GUI = "tt0419m_.ttf"

IPA_Goth = "ipagp.ttf"
IPA_Min = "ipamp.ttf"
IPA_GUI = "ipagui.ttf"

output = "prs-505-font+IPA-font/"

Open(IPA_Goth)
ScaleToEm(2048)
Generate(IPA_Goth:r + "-scaled.ttf", "")
Close()
Open(PRS_Goth)
MergeFonts(IPA_Goth:r + "-scaled.ttf")
Select(0u301c)
Copy()
Select(0uff5e)
Paste()
Generate(output + PRS_Goth, "", 4)
Close()

Open(IPA_Min)
ScaleToEm(2048)
Generate(IPA_Min:r + "-scaled.ttf", "")
Close()
Open(PRS_Min)
MergeFonts(IPA_Min:r + "-scaled.ttf")
Select(0u301c)
Copy()
Select(0uff5e)
Paste()
Generate(output + PRS_Min, "", 4)
Close()

Open(IPA_GUI)
ScaleToEm(2048)
Generate(IPA_GUI:r + "-scaled.ttf", "")
Close()
Open(PRS_GUI)
MergeFonts(IPA_GUI:r + "-scaled.ttf")
Select(0u301c)
Copy()
Select(0uff5e)
Paste()
Generate(output + PRS_GUI, "", 4)
Close()
----ここまで
3. コマンドプロンプトを起動して、
...> C: <Enter>
C:\...> cd \PRS-505-FONT <Enter>
C:\PRS-505-FONT> mkdir prs-505-font+IPA-font <Enter>
C:\PRS-505-FONT> ..\fontforge-mingw_2009_06_24\bin\fontforge -script prs-505-font+IPA-font.pe <Enter>

で C:\PRS-505-FONT\prs-505-font+IPA-font 以下にできるはず。
Linuxだと、スクリプトは

#!/usr/bin/env fontforge -script

fonts=[ \
[ "tt0003m_.ttf" , "ipagp.ttf" ], \
[ "tt0011m_.ttf" , "ipamp.ttf" ], \
[ "tt0419m_.ttf" , "ipagui.ttf" ] \
]
output="prs-505-font+IPA-font/"

i=0
while (i < SizeOf(fonts))
prs_ipa=fonts[i]
scaled=prs_ipa[1]:r + "-scaled.ttf"
Open(prs_ipa[1])
ScaleToEm(2048)
Generate(scaled, "")
Close()
Open(prs_ipa[0])
MergeFonts(scaled)
Select(0u301c)
Copy()
Select(0uff5e)
Paste()
Generate(output + prs_ipa[0], "", 4)
Close()
++i
endloop

ですむのに、fontforge-mingw_2009_06_24 だとなぜか動かない?

SonyReader PRS-505の日本語化メモ(その2) [ソフトウェア]

ChainLPで~を含む文書名を表示したときに、□になってしまう原因が分かった。
いうところの、WAVE DASH - FULLWIDE TILDE問題というやつらしい。

JIS X 0221では、~はWAVE DASH(U+301c)に対応させているが、某MicrosoftはFULLWIDE TILDE(U+ff5e)に対応させてくれたのでこういう問題が発生しているようだ。
LinuxとWindowsを併用していて、たまに~が変だと思っていたのは同じ問題らしい。
IPAフォントがMicrosoftの独自仕様に対応しているわけもなくて、fontforgeで見たらU+ff5eは空っぽだった。
(試しにMS-Gothicを見てみたら、なんかしらんがIPAフォントでは空のところが大量に埋まっていた)

まあそれならそれで、美しくはないが対症療法としてU+301cのグリフをU+ff5eにコピーしてしまえばいい。
fontforgeのGUIでやるなら、そのままU+301cを選択して編集-コピー、U+ff5eを選択して編集-貼り付けでいいだろう。
前エントリのfontforgeのスクリプトでなら、MergeFonts()とGenerate()の間に
Select(0u301c)
Copy()
Select(0uff5e)
Paste()
をはさめばいい。

いまいち気持ち悪かったのが、これですっきりした。

同じ問題は、ttftinkerを使う方法でもあるはずだ。
タイトルやサブタイトルに~を使っている本もたまにあるので、同様の気持ち悪さを抱えている人もいるに違いない。
ChainLPの文字コード変換部分で対応してもらえればみんな幸せなのかもしれないが、こんなつまらないことを作者様にお願いするのはなんだか気が引けてしまう……

SonyReader PRS-505の日本語化メモ [ソフトウェア]

PRS-505の日本語化は、
http://d.hatena.ne.jp/Weintraub/20080826
が一般的らしいが、この方法はIPAフォントの名前をBitstreamフォントの名前に変えているだけで、しかもipag.ttfやipgm.ttfの等幅フォントを使っているため、英字の見かけが大きく変わってしまう。
まあ、等幅フォントが好きな人はこれでよいのだろうが。

可変幅のipagp.ttfやipamp.ttfにすれば、多少間延びしているものの見かけは似てくる。
しかし、Aboutを見れば分かるがgやyの下が欠けてしまう。
たぶんベースラインが適切ではないのだろう。

フォント関係はよくわからないが、何とか試行錯誤して、英字の見かけは元のBitstreamフォントのままで日本語を表示させることができた。
とりあえずメモしておこう。

使用するのは、元のBitstreamフォント・IPAフォント・fontmapper・そしてfontforgeだけ。
ZIPファイルは、Windows XP以降とか最近のLinuxディストリビューションなら問題なく扱えるだろう。

Bitstreamフォントは、<Program Files>\Sony\Reader\Data\fonts から、取ってくる。


IPAフォントは
http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/
の過去のバージョンから拾ってくる。
新規格のIPAfont0203・旧規格のIPAfont0103のどちらでも使える感じだが、特に新規格である必要もなさそうだし、旧規格の方が明らかにサイズが小さいので旧規格のにした。
fontmapperは、
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=20644
の 3. get my fontmapper-070218.zip, unzip ~のリンクから拾ってくる。

IPAフォントは、ipagp.ttf, ipamp.ttf, ipagui.ttf を抽出して、Bitstreamフォントのtt0003m_.ttf, tt0011m_.ttf, tt0419m_.ttf とともに適当なディレクトリに置いておく。

fontforgeは、以前CentOS5.3のスクリーンフォントをM+フォントとの統合フォントに変えたときにインストールしていたので、そのまま使った。

コマンドラインからなら、フォントのあるディレクトリに以下のスクリプトを prs-505-font+IPA-font.pe にでも保存して、出力ディレクトリ
mkdir prs-505-font+IPA-font
を作成しておいてから、
% fontforge --script prs-505-font+IPA-font.pe
を実行すると、prs-505-font+IPA-font/ に新しいフォントが作成される。

---- ここから ----
#!/usr/bin/env fontforge -script

PRS_Goth = "tt0003m_.ttf"
PRS_Min = "tt0011m_.ttf"
PRS_GUI = "tt0419m_.ttf"

IPA_Goth = "ipagp.ttf"
IPA_Min = "ipamp.ttf"
IPA_GUI = "ipagui.ttf"

output = "prs-505-font+IPA-font/"

Open(IPA_Goth)
ScaleToEm(2048)
Generate(IPA_Goth:r + "-scaled.ttf", "")
Close()
Open(PRS_Goth)
MergeFonts(IPA_Goth:r + "-scaled.ttf")
Generate(output + PRS_Goth, "", 4)
Close()

Open(IPA_Min)
ScaleToEm(2048)
Generate(IPA_Min:r + "-scaled.ttf", "")
Close()
Open(PRS_Min)
MergeFonts(IPA_Min:r + "-scaled.ttf")
Generate(output + PRS_Min, "", 4)
Close()

Open(IPA_GUI)
ScaleToEm(2048)
Generate(IPA_GUI:r + "-scaled.ttf", "")
Close()
Open(PRS_GUI)
MergeFonts(IPA_GUI:r + "-scaled.ttf")
Generate(output + PRS_GUI, "", 4)
Close()
---- ここまで ----

PRS-505のBitstreamフォントはEm Sizeが2048で、IPAフォントはEm Sizeが1000のため、そのまま統合すると、日本語フォントが半分くらいの大きさになってしまうようだ。
そのため、先にIPAフォントのEm Sizeを同じ2048に変更してから一時ファイルに保存し、Bitstreamフォントには変更後のIPAフォントを統合するようにした。
もしかするとBitstreamフォントのEm Sizeを1000にしてから統合でもよかったのかもしれないが、Bitstreamフォントの方はいじりたくなかった。

GUIを使うなら、
Bitstreamフォント / IPAフォント
tt0003m_.ttf / ipagp.ttf
tt0011m_.ttf / ipamp.ttf
tt0419m_.ttf / ipagui.ttf
のそれぞれに対して、
1. まずIPAフォントを開く。ビットマップは読み込まなくてよい。
2. エレメント → フォント情報 の一般情報のEm Sizeを2048に変更してOK。
3. 適当なファイルにファイル名を指定して保存する。
4. Bitstreamフォントを開く。
5. エレメント → フォントの統合 で、Em Size変更後のIPAフォントを統合する。
カーニング情報を保持するかとか聞いてくるが、たぶん<はい>でいいんだろう。
6. 上書き保存か、別のフォルダに同一名で保存する。
とかでできるんじゃないかと思う。

Windowsでも、
http://www.geocities.jp/meir000/fontforge/
から fontforge-mingw_2009_06_24.zip を拾ってくればできると思う。

できあがった3つのフォントをPRS-505本体のルートに FONT フォルダを作成して中にコピーし、fontmapper-070218.zip の内容をSDカードのルートにそのままコピーして、autorun.jsを実行させればよい。
このあたりは、 http://d.hatena.ne.jp/Weintraub/20080826 と同じ。

PRS-505で表示するとき、~などの記号があると□になってしまうが、これは文字コード変換の問題だろうか。
たいした弊害はないのでそのままにしてあるが。

SonyReader PRS-505 [ハードウェア]

なんだか突然電子書籍に目覚めてしまって、いきなりSonyReader PRS-505を海外通販で購入してしまった。

新型のPRS-700が出ていたが、なんだかタッチパネルになって視認性が少し悪くなっているらしいのと、そもそも画面を触るとかができない性分なので問答無用に除外した。
スタイラスペンまでは我慢できるが、指タッチパネルは勘弁してほしい。

購入先は、ちょっと調べて定評がありそうなB&H、金曜日の夕方にポチって、一番送料の安いUPSで月曜日には受け取れるというスピーディーぶりだった。
現在の90円台前半のレートだと、送料・国内消費税込みでも3万円未満。
海外通販は楽なeXpansysとかごにょごにょくらいしか使ったことはなかったが、こんなにお手軽だったとは……
アジア拠点のより早いんじゃないか。
なんか、無意味な物欲がふつふつと沸いてきて困ってしまう。

で問題のブツは……感動した。
なんか普通にPDFとか見れる。
ページの切り替えで反転したりもたついたりするが、使ってみれば全然気にはならない。
何といっても目が疲れない。
いままで、W-ZERO3とかVAIO-UXとかアドエスとか最近のFOMAとかでいろいろやってみたが、
3~4インチくらいでは画面が小さすぎるのと、やはりバックライト付きの液晶では涙がぼろぼろ出た。
(どれもSHARPのMobile-ASV液晶だったからましな方だったのかもしれないが……)

正直、6インチで600x800では荒いんじゃないかと思っていたが、ルビとかもそれなりに読めたりする。
ブラウン管で見ているときのようないい感じというか。
実はうちのTVモニターは、未だに32インチの丸いトリニトロンのワイドブラウン管だったりする。
液晶もあるが、普段はブラウン管で見る。たぶん、壊れるまでは使う。

残念だったのは、Firmware1.1でもMemoryStickもSDも実質4GBまでしか使えないこと。
マニュアルには両方16GBまでとあるんだが、先頭から4GB以降にあるデータはちゃんと読めないらしい。
しょうがないので、SONYのMS Pro-HG Duo 4GBとかSunDiskのExtreamIII SDHC 4GBとか買ってみた。
入れ替えるにしても多少は早いほうがいいかと思ったが、あんまり変わらないかも。
まあ、気休めだからいいか。

とりあえず元のBitstreamフォントを生かしたままで日本語フォントを追加することもできたようだ。
~とかの記号がトウフになるが、これはLinuxでSJISとかから変換するとよくあるので同じ問題か。

ともあれ、これで分厚いマニュアルを持ち歩かずに済む。
というか最近は何か買っても紙媒体で付属するマニュアルはぺらぺらの簡易版で、ちゃんとしたのはPDF見れとかいうパターンが多いので、特に助かる。

あと、数年前に読んでないままScanSnapでPDF化した文庫本とかも読む気になった。
300dpiのままだとどうにもならんが、世の中にはChainLPという便利なツールを公開してくださっている奇特な方がいらっしゃるので、実にありがたい。
No.722様、ありがとうございます(ペコリ)

LIBRIeにはそんなに魅力を感じなかったんだが、やはりある程度自由なデータが使えるようになったのが大きいんだろうか。
もう日本では完全に撤退してしまっているのが残念でならない。
昨今のiPhoneで~とかのニュースを見ると、みんなそんなに目が悪くなりたいのかと不思議に思ってしまう。
結局のところは、国内産業は利権争いで自滅して、外圧に流されているだけか。
ブラザーや富士通も見当はずれというかポリシーが見えん……

ESET Smart SecurityのファイアウォールとLinux [ソフトウェア]

ESET Smart Securityのパーソナルファイアウォール機能で1047(20090525)から発生している問題は、
うちでは2009/7/19現在まだ解決していない。
http://canon-its.jp/supp/eset/notify20090623.html
サポートセンターと何度かやり取りした後で問題は公表されたし、侵入検出の誤作動とまでは認めたようだが、対応策は再インストールしろとかまるで要領を得ていない。
結局、自力で回避策を探して使っている。

最初一部PCをESS4.0にアップグレードしてみたら、ログにIPアドレス重複が残るようになって、いろいろと通信障害が発生した。
そのときはまだESS3.0のパーソナルファイアウォール機能は1040(20080924)のままだったので、ESS3.0に戻せば問題なかった。
しかし、2009/6/22 20時頃からESS3.0のパーソナルファイアウォール機能の方も1047(20090525)にアップデートされ始めて、同じ現象が発生するようになった。

この問題は、うちではLinuxサーバーに対してだけ発生するらしい。
同一セグメント上のWindowsPC間の共有や、ルーターを直接介してのインターネット接続では発生しない。
しかし、CentOS5.3(x86_64)に対しては、samba, dovecot, squidなどの接続で発生する。
WindowsPCでのネットワークアクセスのほとんどは、Sambaへのアクセスか、ThunderbirdでIMAP(SSL)か、Squidのプロクシ経由でのWebアクセスだったので、もろにはまってしまった。

同様の問題が発生している場合には、パーソナルファイアウォールの詳細設定で、IDSと詳細オプションの侵入検出うち、1,2,4番目のワーム検出以外のチェックを外してみれば、アクセスできるようになるかもしれない。
リブート等は必要ないはず。
Windows XPの場合には、「攻撃を検出したら安全ではないアドレスを遮断」のチェックを外すだけでもよいかもしれない。

この問題は、ESET側としては終息したことになってしまっているのだろうか。
ESSのライセンスは6つあるが、直近のものはあと半月くらいで更新期限が来てしまう。
そろそろ乗り換え時かもしれない。
ESS4.0からは既存の5ライセンスをまとめて更新できるようになったので、楽になると思っていたのに。

でも、ESS3.0の頃からパーソナルファイアウォールは結構怪しい感じがしていた。
それに、ESS4.0では非力なPCを使っているとekrnの動作が鬱陶しくなったような気がしてならない。
昔のNortonなどに嫌気がさしてNOD32にしたんだが、最近はNortonやKasperskyも軽くなったらしいので再検討するいい機会なんだろう。

NVIDIAのドライバーとCentOSリモートデスクトップ [ソフトウェア]

CentOS5.3にアップグレードしたついでに、NVIDIAのドライバーを
NVIDIA-Linux-x86_64-180.44-pkg2.run
にしたら、Windows等からVNCでリモートデスクトップにつながらなくなった。
NVIDIA-Linux-x86_64-177.82-pkg2.run
に戻したらつながるようになった。
しばらく悩んだ……orz

VMware Server 2.0 と ESET Smart Security [ソフトウェア]

Adobe CS3用に組んで普段あまり使っていないVista Ultimate x64 のPCにVMware Server 2.0 x86_64を入れてみた。

とりあえずVMware Server 1.0で使っていた適当な仮想マシンを動かしてみたが、まずはDHCPに失敗する。
DHCPはとりあえずIP直接指定で回避できるが、WebアクセスがDNSエラーになってちゃんとできない。
ちょっと考えて、ESS(ESET Smart Security)のファイアーウォールを無効にしてみたら、DHCPもWebアクセスもできるようだ。
詳細モードにしていたのだが、確認ダイアログも出ないようだ。
ESSは軽くていいんだがこんな問題があろうとは……

DHCPはサポートも教えてくれたが詳細モードのルールに
プロトコル:UDP
方向:内向き
アクション:許可
ローカルポート:68
リモートポート:67
アドレス:信頼ゾーン
を追加すれば通るようになる。

DNSの方はファイアウォールのログにDNSキャッシュポイズニング攻撃が検出されていたので、いろいろ試行錯誤した結果、
プロトコル:UDP
方向:内向き
アクション:許可
ローカルポート:すべて
リモートポート:53
アドレス:信頼ゾーン
を追加し、さらに詳細設定-ファイアウォールーIDSと詳細オプションでDNSポイズニング攻撃の検出のチェックをはずすと通るようになるらしいというのがわかった。
もっとましな方法はないかサポートに聞いてみたが、いまのところ代替案はないようだ。
まあ、ルーターのファイアウォールもあるのでこれでいいか。

次にFedora 10 x86_64を入れてみた。
せっかくなので2コアでメモリ4GB割り当ててみた。
RHEL5で入れてVMware Toolsもtar ballから簡単にインストールできた。
とりあえずDHCPもFirefoxも動くらしい。
が、やっぱり外からのsshがうんともすんとも言わない。
ということで、
プロトコル:TCP
方向:内向き
アクション:許可
ローカルポート:22
リモートポート:すべて
アドレス:信頼ゾーン
のルールを追加したらsshも使えるようになった。

VMwareの仮想マシンはWindowsプロセスと関連付けられてないとかでESSの確認ダイアログが出せないのだろうか。
必要なサービスがあったらその都度手でポート開けろってことか。

試しにWindows XP+ESSのPCでVMware Server 1.0を動かしてみたが、やっぱりそのままではDHCPとか駄目みたいなので1.0でも同じかもしれない。
VMware Serverは今までCentOSでしか使ってなかったから気がつかなかった……

J:COMでMX-TVのパススルーが始まってた [その他]

ひげそりが壊れたので秋葉原に買いに行ったら、衝動的にSONY BDZ-X90を買ってしまった。
帰って設置してチャンネルスキャンしたら、なんと東京MX-TVがCh.91で映るようになっていた。
うちのアパートはJ:COMで、地デジのパススルーをやってくれるようになったのはよかったんだが県域局は域外配信がどうたらでやってくれなかったので、むかついて無理矢理BSアンテナ立ててSTBまで解約していた。
テレ玉やTVKまで映るならSTB再契約してもいいぞ。
ついでにBS見てたらBS11とかいうのが今日から開局していた。
なんか神のお告げでもあったのかと思ったりしないでもないけど思わないことにした。


松下の電子レンジのリコール [その他]

たまたま手持ちの電子レンジが先日松下がリコールした商品に該当していた。
試しに初日の深夜に連絡してみたら疲れたお兄さんが対応してくれた。
それから3週間ほど放置されていたが、先日サービスの人が来て交換してくれた。
1989年に4~5万で買った電子レンジが、一応最新型の1.2~1.5万程度で販売
している商品になった。電子レンジも安くなったものだ。
もともとたいしたグレードのものではなかったが、交換品はいろいろな意味でやっぱり
低グレードの商品だという感じがする。
まあ、いいかげんマグネトロンがへたって余分に加熱しなくてはならないようになって
いて、いいかげん買い換えようかと考えていたところだったので助かったともいえる。
そのまま買い換えていたら無意味に高機能なやつにしていたに違いない。
どうせパックのご飯くらいしか温めないのに。
ある意味省エネ・省資源化に貢献したのかもしれない。


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