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Fujitsu fi-4340C [ハードウェア]

Fujitsuの業務用A4フラットベッド付ドキュメントスキャナ fi-4340C の中古美品っぽいのを見つけたので、衝動的に入手してみた。
2001年発売だが現行品で、新品はネットで最安値を探しても43万強という通常個人では手が出ないものだ。
Fujitsuでも、同クラスにもっと新しくてスペック上高速で最安値も半分以下のモデルがあるんだが、なぜか現行品だ。
違うのは、デザインが業務用っぽいのと、キセノンランプなのと、表面の裏当てに黒が選べるのと、超音波式でなく光学式マルチフィードセンサーといったくらいか。

ちゃんと元箱に入ってきたんだが、箱がでかい…… ES-10000Gの箱よりは小さいが。
出してみてほんとに美品だったので驚いた。
2008/1製造で、筐体やガラス面にキズや汚れもないようだし、トレイの押さえテープとか貼ったままのところがあるし、ドライバCDとかバージョンはほぼ最新で封も切ってなかった。
パッドが少し磨り減っていたので、電源入れてスキャン枚数見たら、3万枚行っていなかった。
保証書とAcrobatがないだけで、元箱含む付属品も全部あった。
ちなみに、送料込みでもfi-S510やDR-2010Cの最安値より安かった。
なんであんな値段が付いていたのか不思議でならない。

最新のTWAINドライバーをFujitsuのサポートページからダウンロードして動かしてみた。
AcrobatでADF A4両面300dpi 24bitカラーで読ませると、セットアップが数秒で1枚あたり10秒くらいか。
1枚ずつかなり止まるので、どうやらUSBの転送速度が追いついていないらしい。
試しに、LogitecのUSB-SCSI変換器LUB-SC2でつないでみたら、もっと遅いようで倍くらい時間がかかった。
600dpi 24bitカラーで読ませようとしたら、PCメモリが足らんとかエラーが出てTWAINドライバーが終了してしまう。
設定によってはたまに読めることもあるが、データ量が4倍になるだけあってえらく時間がかかる。
600dpiは実用にならんか。
まあ、高解像度用途は最初からES-10000Gを使うつもりなので構わんが。

実際の目的は、A6~B6の文庫本やコミックを300dpiカラーでスキャンすることだったりする。
手ごろなサイズの紙がなかったので、A4 31枚を解像度下げてスキャン開始のボタンを押してからAcrobatに帰ってくるまで計ってみた。
両面150dpiカラーだと65秒、ついでに両面200dpiグレイスケールだと55秒だった。
最初5秒ほどセットアップに時間がかかるし、転送が終わったっぽいところからAcrobatに帰ってくるまでも少し時間がかかっている。
カラーA4両面150dpiはカタログスペックだと59面/分なので、スペックどおりというかやや速い。
さすが業務用だ、しかも搬送能力も高い。
A6文庫本300dpiカラーも同レベル以上で読めるだろう。
紙送りが速いからもっと行けるかもしれない。
昔、ScanSnap fi-5110EOX2でやっていたときは、A6文庫本300dpiカラーは40面/分程度だった。
fi-4340Cは原稿トレイに100枚セットできるし、fi-5110EOX2よりはずいぶん快適に作業できそうだ。
また文庫本やコミックスを何とかする気になってきた。
最近のドキュメントスキャナはほぼすべて超音波式マルチフィードセンサーなので、光学式マルチフィードセンサーだと精度が落ちるのかもしれないが、どうせスキャンした後縦線チェックとかで全ページ確認するので構わない。
実際fi-5110EOX2の時にもそうして部分再スキャンとかしていた。
さて、PK-513の刃が錆びてなければいいが……

ちなみにフラットベッドの方は、PhotoshopでA4 300dpiカラーで読ませると、ボタンを押してから画像が表示されるまでに6.5秒だった。
これもセットアップ等あるので、A4全面スキャン自体は4秒くらいだろうか。
ES-9000HをES20FWIFSで接続してA4縦スキャンだと画像が表示されるまで7秒くらいだったような気がするので、ほぼ同等か。
まあ、これならストレスなく使えるレベルの気がする。
ちなみに、200dpiや150dpiにしても少ししか速くならないようだ。
600dpiにすると、全面だとADF同様PCメモリが足らんとエラーが出て、ついでにスキャナが固まって電源を入れなおさなくてはならなくなる。
範囲を限定すれば読めるが、格段に遅い。
A4縦幅で300dpiカラー片面くらいが読み込み速度とデータ転送速度の釣り合いが取れるところなのだろうか。

なんにせよ、非常にラッキーな買い物だった。

SonyReader PRS-505 [ハードウェア]

なんだか突然電子書籍に目覚めてしまって、いきなりSonyReader PRS-505を海外通販で購入してしまった。

新型のPRS-700が出ていたが、なんだかタッチパネルになって視認性が少し悪くなっているらしいのと、そもそも画面を触るとかができない性分なので問答無用に除外した。
スタイラスペンまでは我慢できるが、指タッチパネルは勘弁してほしい。

購入先は、ちょっと調べて定評がありそうなB&H、金曜日の夕方にポチって、一番送料の安いUPSで月曜日には受け取れるというスピーディーぶりだった。
現在の90円台前半のレートだと、送料・国内消費税込みでも3万円未満。
海外通販は楽なeXpansysとかごにょごにょくらいしか使ったことはなかったが、こんなにお手軽だったとは……
アジア拠点のより早いんじゃないか。
なんか、無意味な物欲がふつふつと沸いてきて困ってしまう。

で問題のブツは……感動した。
なんか普通にPDFとか見れる。
ページの切り替えで反転したりもたついたりするが、使ってみれば全然気にはならない。
何といっても目が疲れない。
いままで、W-ZERO3とかVAIO-UXとかアドエスとか最近のFOMAとかでいろいろやってみたが、
3~4インチくらいでは画面が小さすぎるのと、やはりバックライト付きの液晶では涙がぼろぼろ出た。
(どれもSHARPのMobile-ASV液晶だったからましな方だったのかもしれないが……)

正直、6インチで600x800では荒いんじゃないかと思っていたが、ルビとかもそれなりに読めたりする。
ブラウン管で見ているときのようないい感じというか。
実はうちのTVモニターは、未だに32インチの丸いトリニトロンのワイドブラウン管だったりする。
液晶もあるが、普段はブラウン管で見る。たぶん、壊れるまでは使う。

残念だったのは、Firmware1.1でもMemoryStickもSDも実質4GBまでしか使えないこと。
マニュアルには両方16GBまでとあるんだが、先頭から4GB以降にあるデータはちゃんと読めないらしい。
しょうがないので、SONYのMS Pro-HG Duo 4GBとかSunDiskのExtreamIII SDHC 4GBとか買ってみた。
入れ替えるにしても多少は早いほうがいいかと思ったが、あんまり変わらないかも。
まあ、気休めだからいいか。

とりあえず元のBitstreamフォントを生かしたままで日本語フォントを追加することもできたようだ。
~とかの記号がトウフになるが、これはLinuxでSJISとかから変換するとよくあるので同じ問題か。

ともあれ、これで分厚いマニュアルを持ち歩かずに済む。
というか最近は何か買っても紙媒体で付属するマニュアルはぺらぺらの簡易版で、ちゃんとしたのはPDF見れとかいうパターンが多いので、特に助かる。

あと、数年前に読んでないままScanSnapでPDF化した文庫本とかも読む気になった。
300dpiのままだとどうにもならんが、世の中にはChainLPという便利なツールを公開してくださっている奇特な方がいらっしゃるので、実にありがたい。
No.722様、ありがとうございます(ペコリ)

LIBRIeにはそんなに魅力を感じなかったんだが、やはりある程度自由なデータが使えるようになったのが大きいんだろうか。
もう日本では完全に撤退してしまっているのが残念でならない。
昨今のiPhoneで~とかのニュースを見ると、みんなそんなに目が悪くなりたいのかと不思議に思ってしまう。
結局のところは、国内産業は利権争いで自滅して、外圧に流されているだけか。
ブラザーや富士通も見当はずれというかポリシーが見えん……

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